アタリジャガーソフトをPCで動かす方法
Atari Jaguarは古くからあるゲーム機ですがマイナーでしたのでエミュレータ開発をしている人があまりいませんでした。現状でも実質一つと言ってもいいかもしれません。
Project Tempest | |||
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性能: ★★★☆☆ |
コスト: フリーソフト |
対応OS: Windows |
機能: サウンド/ゲームパッド |
![]() Project Tempestは一番再現性の高いアタリジャガーエミュレータです。BIOS無しで動作しサウンドとコントローラーに対応しているので遊ぶことに不自由はしないかと思われます。 しかし再現性が高いといってもゲームソフトによっては描画すらできないことすらあります。バーチャルボーイよりも知名度の低いハードなのでしょうがないかもしれません。 コントローラーの設定は「Settings」の「Controllers」にあります。開発段階の多くのエミュレータはキーボードのみに対応していることが多いのですが、Project Tempestはコントローラーそのまま設定できるのはありがたい。 全体的に設定項目がなく扱いやすいといえばそうですがエミュレータ特有の機能が無いのも寂しく感じます。サウンドの設定は案外細かく調整できるので環境によって設定しておきましょう。 |
Virtual Jaguar | |||
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性能: ★★☆☆☆ |
コスト: フリーソフト |
対応OS: Windows |
機能: サウンド/ゲームパッド |
![]() 数少ないアタリジャガーエミュレータの一つ、Virtual Jaguarです。動作させるにはBIOSイメージが必要で、ゲーム動作数は多い方ですがそれでも全体の半分といったところ。 コントローラーにも一応対応していますがオプション設定からではなくあらかじめボタンが決められているので、キーボード設定を見ながらからJoy To Keyといったツールを使いましょう。 サウンドの再現性がまだ完全ではなくONにすると処理も重くなるので作者は現在サウンドのエミュレーション開発に力を入れています。Project Tempestは開発終了されていますので今でも更新されているのはVirtual Jaguarだけでしょう。 |
Atari Jaguar(アタリジャガー)は1993年にアタリ社が販売した家庭用ゲーム機。アタリは日本では聞きなれないと思いますがアメリカのゲームメーカーで実は結構な昔からあります。ハードの性能が高くセガサターンやプレイステーションより3年も前に64ビット機を実現していました。
当時日本では秋葉原の一部で販売されていましたが、ゲームソフトの全てが大味な洋ゲー風味炸裂で「内容が下品すぎる」ことが売れない要因だったかもしれません。それでもマニアの間では今でも高額で取引されています。
各種ゲームソフトをパソコンで遊べるようにするツールをエミュレータといい、初心者でもカンタンに扱うことができます。
しかしゲームソフト(ROMイメージ)の取り扱いには注意が必要で自分が持っているソフトで遊ぶことは問題ありませんが、不特定多数の人にROMイメージを配布することは著作権法違反となりますので気をつけてください。