DSエミュレータ PC版

DSソフトの入手とエミュ機能解説

DSエミュレータ界隈では一時期までNO$GBAの一人勝ち状態でしたがしばらく更新中断してる間に開発頻度の高いDeSmuMEが着実に対応していき今では最高峰のエミュレータへと進化しています。

使用言語がC++なため処理が重くPS2エミュレータ並みのパソコンスペックが必要になりますがゲームソフト対応数や再現率からすると文句なしの性能です。

DeSmuME

スクリーンショット
DSエミュレータ: DeSmuME
性能
コスト フリーソフト
対応OS Windows/Mac/Linux
機能 サウンド/ゲームパッド/ステートセーブ/チート
エミュ公式 DeSmuMEアイコン DeSmuME公式サイト

高い更新頻度によりROM対応数ではトップ性能を誇るDeSmuMEですがC++言語なのが惜しく、処理が他のエミュレータと比べて重くなりPS2エミュレータ並みのPCスペックが必要となります。

実機を忠実に再現する方向性で開発していていますので、無駄な部分を省いたりしない代わりにどうしても重くなってしまうのは仕方ありません。

バージョンアップするごとに新しいDSソフトに対応していますが、昔のソフトをうっかり落としてしまうこともあります。3歩進んで2歩戻るを繰り返していますが、たまに何かの拍子で30歩ぐらい進んでしまうこともあるのがDeSmuMEの魅力の一つ。

しばらく目を離した間にバージョンが上がっているので互換性のチェックも大変ですが、いくつか試してみると手持ちソフトが正常に動作するバージョンが見つかります。(2013年4月30日に最終バージョンである0.9.9がリリースされました。)

0.9.6から標準で日本語に対応しているので日本語化パッチを用意する必要もありません。再現性でNO$GBAに劣る部分がありますが最新のゲームで遊ぶならこのエミュレータしかないでしょう。NO$GBAは開発が2008年にストップしているため対応してないことが多いです。

NO$GBA

スクリーンショット
DSエミュレータ: NO$GBAの起動画面
性能
コスト シェアウェア
対応OS Windows
機能 サウンド/ゲームパッド/ステートセーブ/チート
エミュ公式 NO$GBAアイコン NO$GBA公式サイト

NO$GBAは名前の通り最初はGBAのみに対応していましたが、2.2よりDS機能をサポートし今では再現性の高いDSエミュレータとして有名になりました。

NO$(ノーキャッシュ:お金はいらないよ)とあるように古いバージョンは無料で使用可能ですが、最新バージョンを利用するには料金を支払う必要があるので注意しましょう。

DeSmuMEと比べると再現性が高く動作も非常に軽いことが特徴ですが互換性(ROM対応数)はバージョンの更新が止まっているため劣ります。

また、NO$GBAは実行ファイルにプロテクト機能が付いているため日本語化パッチなどはありません。

iDeaS

性能
コスト フリーソフト
対応OS Windows
機能 サウンド/ゲームパッド/ステートセーブ/チート/プラグイン
エミュ公式 iDeaSアイコン iDeaS公式サイト

iDeaSは世界で初めて市販ゲームが動作することに成功したDSエミュレータです。

再現性はそれほど高くはありませんが他では動かないROMが動作したという報告もありますしタッチスクリーン機能やデバッガ機能も搭載されています。

それらの機能を利用してROMを書き換えることにより改造することができるのも特徴で、プラグインを切り替えることによりさらに互換性が向上します。

このエミュレータは頻繁に更新されていますのでこれからに期待できます。

NDeSmuME

性能
コスト フリーソフト
対応OS Windows
機能 サウンド/ゲームパッド
エミュ公式 NDeSmuMEアイコン NDeSmuME公式サイト

NDeSmuMEは名前のとおりDeSmuMEから派生したDSクローンエミュレータで多くのユーザーが利用していました。

DeSmuMEは著作権問題で開発中断しましたが、公開していたソースファイルをもとに多くの人が開発を進めました。

しかし本家チームのDeSmuMEが復活し高頻度の開発により再現性が高くなった今では個人開発のこれらのクローンエミュレータはあまり使われなくなってしまいました。

GoodNDS

性能
コスト フリーソフト
対応OS Windows
機能 サウンド/ゲームパッド
エミュ公式 GoodNDSアイコン ●GoodNDS公式サイト

ROM管理ツールとして有名なGoodシリーズの作者が手がけたDSエミュレータ「GoodNDSとは」です。今回はツールではなくエミュレータとしての登場です。

中身はDeSmuMEのソースから手を加え改良を加えたものですので内容は似通っていますが、今となっては古いデータからの開発なので再現性はDeSmuMEに劣ってしまいます。

Dualis

スクリーンショット
DSエミュレータ: Dualiasの起動画面
性能
コスト フリーソフト
対応OS Windows
機能 サウンド/ステートセーブ/チート/プラグイン
エミュ公式 Dualisアイコン Dualis公式サイト

DualisはDSエミュレータ初期時代に開発されて当初は市販ゲームは動作せずデモゲームのみ対応していました。

更新を重ね互換性や再現性が向上し市販ゲームソフトにも対応したので公式サイトに動作するゲームのスクリーンショットが掲載されており参考にしてください。

プラグイン方式のエミュレータなので多くの人に開発に加わればゲームによって使い分けたりできるかもしれません。Dualisは多くのエミュレータを手がける作者ですので、その開発力に期待です。

NeonDS

スクリーンショット
DSエミュレータ: NeonDSの起動画面
性能
コスト フリーソフト
対応OS Windows
機能 ゲームパッド
エミュ公式 NeonDSアイコン NeonDS 0.2.1 ダウンロード

NeonDSは中国産のDSエミュレータで市販ゲームソフトがいくつか動作しグラフィック品質も高い再現性を誇ります。

ただし現在はサウンドに対応していないところが残念ではありますが、その代わりに処理は軽いです。

DSEmu

スクリーンショット
DSエミュレータ: DSEmuの起動画面
性能
コスト フリーソフト
対応OS Windows
機能 なし
エミュ公式 DSEmuアイコン DSEmu公式サイト

当初はGBA対応のみを目指したエミュレータでしたが将来性を見越してDS対応に向け開発を開始しました。

早い時期による開発でもあり期待と注目がされていましたがデモプログラムが動作するところまではいったものの、残念ながら市販ゲーム対応にはなりませんでした。

タッチペンのエミュレータ機能の再現性を高めるため研究しておりマウスを利用して疑似的なタッチペンにすることができます。

作者の環境により開発が中断され一旦は再開したものモチベーションが上がらずそのままフェードアウトしました。

ニンテンドーDSとは

DS(ニンテンドーDS)名前の通り任天堂が開発販売した携帯用ゲーム機です。

タッチスクリーンやマイクの音声入力による操作が特徴。無線通信による1カートリッジ対戦プレイ可能で、誰か一人がソフトを持っていれば4人まで遊ぶことができます。

また、実機でもGBAが動作しますがあれはエミュレートしているわけではなくGBA本体がそのまま入ってる仕組みです。完全に動作しますが代わりに通信対戦はできません。