PSソフトをPCで動かす方法
2000年頃のエミュレーション技術はまだ不完全でしたが突如現れたのがbleem!やCVGSといった完成度の高いPSエミュレータです。あまりの完成度にPS販売元ソニーの反感を買ってしまいよく揉めていました。
訴訟結果はエミュレータ開発側が独自のコンテンツとして認められたのだけれど、ソニーがCVGSの会社そのものを買い取って開発を中断させた。色々ありましたが今となってはePSXe一つでも十分な時代になりました。
ePSXe | |||
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性能: ★★★★★ |
コスト: フリーソフト |
対応OS: Windows |
機能: サウンド/ゲームパッド/セーブステート/チート/プラグイン/ネット対戦 |
![]() ePSXeは非常に完成度の高いPSエミュレータで人気があります。プラグイン方式となっておりゲームによって切り替えることで互換性を向上させたり再現性を維持したまま処理の高速化もできます。 動作させるにはBIOSが必要となり設定項目やプラグインなどカスタマイズする項目が多く慣れないうちは難しいかもしれませんが、ネット対戦もできるまさに最強のエミュレータなので少しずつ覚えていくようにしましょう。 実機と同じ感覚で遊びたい人のためにパソコンでPSコントローラーを使えるようにする変換アダプタ バージョン1.7.0から動作させるためにzlib1.dllが必要となります。標準で同梱されていないため別途用意するか上記のリンクからダウンロードしてePSXeと同じフォルダに入れると自動で認識します。 ePXe関連リンク
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PS/PS2コントローラー USB変換アダプター
PS/PS2のコントローラーをパソコン等のUSBに接続して遊ぶことができるコンバータ商品です。DUALSHOCK/DUALSHOCK 2などの振動機能付きコントローラーも対応していて、最高水準の反応速度で格闘ゲームのコマンドもスムーズに入力できます。
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SONY純正コントローラー DUALSHOCK 2
本体に付属されているコントローラーで振動機能(バイブレーション)がついています。上位互換性があるので旧型のPlayStationでも使用可能です。
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PS3/PC メモリーカードアダプター(USB)
メモリーカードに保存されているセーブデータをPS3やパソコンにバックアップすることができます。これを使うことで実機とエミュレータでセーブデータを共有することも可能です。
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Xebra | |||
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性能: ★★★★☆ |
コスト: フリーソフト |
対応OS: Windows |
機能: サウンド/ゲームパッド/セーブステート |
![]() Xebraの作者はとても強そうな独田地獄斎さん。XebraはPS研究用とのことです。 公式サイトにはプレイステーションを解析したデータがビッシリと書いてあるので見てるうちにふんふんと何となく分かった気になります。ファイル更新日が1994年12月3日(つまりPS実機発売日)となっていたりネタ満載である。 とまぁ遊びのように書きましたが実は再現性が高いエミュレータです。ファイルの場所が少し分かりにくいかも知れませんが、公式サイトの一番下の画像からダウンロードできます。 中身は「ARBEX.EXE」、「XEBRA.EXE」、「MCM.EXE」の3種類あり、XEBRA.EXEはBIOSを必要とし、ARBEX.EXEはBIOS無しで動作します。MCM.EXEは名前のとおりメモリーカード管理ツール。 Xebra関連リンク
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SSSPSX | |||
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性能: ★★★★☆ |
コスト: フリーソフト |
対応OS: Windows |
機能: サウンド/ゲームパッド/セーブステート/プラグイン |
![]() SSSPSXはプラグイン方式のPSエミュレータです。BIOSやプラグインを用意しないと動作しません。公式情報によるとP.E.Op.S Soft Driver、Eternal SPU Plugin推奨のようです。 SSSPSXはデュアルコアCPUに対応していて動作が軽いのが特徴です。ePSXeと同じぐらい完成度が高いので、あちらで動かないゲームがこちらで動いたりするので両方あると遊びやすい。 メモリーカードの交換機能にも対応しているもののセーブステートが不安定な部分もありました。アルファ版のまま開発が終わってしまったのが残念です。 Xebra関連リンク
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pSX | |||
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性能: ★★★★☆ |
コスト: フリーソフト |
対応OS: Windows |
機能: サウンド/ゲームパッド/セーブステート |
![]() pSXは起動させるにはBIOSが必要ですが、非プラグインで動作するPSエミュレータです。 標準で日本語にでき、設定するところも特にないのでそのまま遊べるのが利点です。動作処理が少し重めですが再現性がかなり高いです。ソフトウェアでの描画方法を採用しました。 起動時に「d3dx9_26.dll」が無いとエラーが出る人はDirectXをアップデートしてください。 |
PCSX Reloaded | |||
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性能: ★★★★☆ |
コスト: フリーソフト |
対応OS: Windows |
機能: サウンド/ゲームパッド/セーブステート/プラグイン/ネット対戦 |
![]() PCSX ReloadedはBIOSが内蔵されているプラグイン方式のPSエミュレータ。無くても動作は可能ですがBIOSを用意したほうが互換性は高くなります。ePSXeと同じPSEmuPro互換プラグインで動作するのも利点でしょう。 他のエミュレータで動かないROMに対応していることも。現在はPCSX2の開発に力を入れているので更新はストップしました。 PCSX関連リンク
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AdriPSX | |||
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性能: ★★★☆☆ |
コスト: フリーソフト |
対応OS: Windows |
機能: サウンド/ゲームパッド/セーブステート/プラグイン |
![]() AdriPSXはBIOS機能が内蔵されているため手軽に遊ぶことができるPSエミュレータです。もちろん別途用意することで互換性を高めることが可能です。 さらにプラグインも同梱されているので初心者でも扱いやすい。PS EmuPro互換プラグインで動作するのでプラグインに関しては問題ないかと思います。 このエミュレータはメモリーカードに対応していなかったりオンライン対戦もできないので他と比べると完成度が見劣りしてしまうかもしれません。現在は開発終了しました。 |
CVGS | |||
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性能: ★★★☆☆ |
コスト: シェアウェア |
対応OS: Windows |
機能: サウンド |
![]() CVGSは動作がとても軽く再現性の高いPSエミュレータですがシェアウェア(有料)となっています。そして会社も潰れているため事実上更新することができません。 これの機能としてはBIOSをエミュレータレートしていますのでCD/DVDドライブにゲームソフトを挿入するだけで遊ぶことができます。 また設定するところはメモリーカードとコントローラーぐらいですたゲームパッドには完全対応していないのでJoyToKey等のツールを使いましょう。 フルスクリーンで動作しますので、遊ぶ前には他の作業や駐在しているソフトをなるべく消してエミュレータのみ起動させることが好ましいです。古いWindowsでは特に裏で色々起動させてると変にバグってしまう事があるからです。 2000やXP等のNT系OSでは動作しないので対応パッチを用意する必要があります。ちなみに正式名称はConnectix Virtual Game Stationです。気になる方は当サイトから体験版をダウンロードできるので試してみてはどうでしょう。 |
bleem! | |||
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性能: ★★★☆☆ |
コスト: シェアウェア |
対応OS: Windows |
機能: サウンド |
![]() bleem!はBIOS機能を搭載していて再現性もCVGSより高いPSエミュレータです。2000年ごろからあり当時はマニアがこぞって遊びにはまったものです。ちなみにこれも2000やXP等のNT系OSでは動作しません。 動作が他のエミュレータと比べて重いですが最近のPCでは問題無いでしょう。デフォルトでも質が高いものを見ることができますが、希望に応じて画質やサウンドはそれぞれ設定できます。 動作するゲーム数は少なめですがこれでしか動かないゲームもあったりします。今となってはePSXe等の優れた無料エミュレータがありますので、あえてこのbleem!を選んでも利点はないと思います。シェアウェアですのでCD-Keyを購入しないと遊ぶ事が出来ません。 |